【雑感】LGBT法について

LGBT法を成立されるか、その前の理解増進法をどうするか前進したり後退したりしていますが、

広島G7の会議を前に無理矢理理解増進法の法案を通したようです。

これにより、さらに反LGBT法(差別意識を持っている方)、中立の人もネガティブに思ったのではないでしょうか。

わたしは今回の安易な法案通過は、ネガティブな理解が増進され、差別意識が逆に加速すると思っています。(差別促進法)

LGBT理解増進法修正案

法案の修正内容を見てみると、

「すべての国民が、基本的人権を享有し個人として尊重されるのであり性的指向及び性自認を理由とする差別は許されないという認識の下に、」

→この文章がまるまる削除されたことで女装者やAGへの差別は放置されました。

性的指向及び性同一性を理由とする不当な差別はあってはならない」とあります。

差別に不当も妥当も無いでしょう。不合理な区別の禁止案になぜしなかったか。

合理的な区別(体力的な区別、物体的区別)は当然必要ですが、妥当な差別は温存したいようです。

また性自認を性同一性に変更しました。

同じ解釈だと言う保守派がいますが、性同一性とは性同一性障害の診断を経た人に限定されたと思います。

性自認が女性といくら思っていても診断書が無いと明確に男性であると区別されることになると思います。

さらに運用法で、女性のデリケートなエリアに入るには、明確に性別適合手術をしたものと規定されるでしょう。

GID診断を得た人でもSRSの手術をしないと女性とは認めてもらえない場所が増えると思います。

止むを得ず手術が出来ない人は余計に苦痛を味わうかもしれません。

性別違和の人で、お金が無い人や、いろいろな理由で手術が出来ない人を排除したわけです。

我慢して男風呂や男子トイレに入らなければならないことが明文化されるでしょう。

私は自称AG女装で、LGBTの方から区別されますが、男性社会に馴染めず、女性らしい職場を希望しています。

でも女性が圧倒的に優遇されるため、ずっと採用されずにいます。(合理的な区別のため?)

女装者が、正式に女性の職場で働くことは可能になるのか

答えは、もちろん不可です。

LGBTの方は、診断書があれば自分の性にあった職場で、今後差別されずに働くことが可能になっていくと思いますが、

自称AGは完全に趣味女装とみなされるので対象外です。

わたしは自称AG女装者ですが、女性らしい職場で働きたいとずっと思っています。

AGなので別に毎日OL制服を着て、仕事がしたい訳ではありません。

現実的にそういった仕事が自分に合うと思うからです。

サッカーや野球よりママごとが好きです。対戦ゲームよりボードゲームが好きです。

恋愛ゲームに全く興味はありません。

たとえばコンパニオン、受付嬢、カーディーラー受付、事務員などです。

でも性別が男性の時点で全く採用されません。レセプタントに5社応募しましたが、4社無視されました。

美が要求される職場で採用されるためには、LGBT診断を得て性別適合手術をして戸籍変更をしなければなりません。

ジェンダークリニックで思春期から今までのエピソードを正直に全部話すと、トランスベスタイトと言われ診断は終了しました。

思春期のトラウマによる社会性不安症や、男性社員として働くとパワハラやモラハラに遭い続けて精神障害を患ったわたしは、男性正社員として働くことにトラウマのような恐怖感、違和感(先天的な性別違和ではなく、職場での社会的役割の性別違和)を持っているのですが、希望というか手段として、GID診断されて、女性色の強い職場で働きたいののですが、社会がそれを許してくれません。

TV女装者と診断され、男性のまま女性色の強い職場で働くことは全く叶わず、普通の男性同様男社会で働くことになります。

AG女装者は、今後も成りきりコスプレを楽しむしか無いでしょう。

理解増進法反対派が増えて、女装者は白い目で見られる可能性は高まったかもしれません。

でも女装者の強みは、(TPOを意識する女装は大事ですが)年齢や機会を問わず、自由に成りきり女装ができることです。

ホテルでフォーマルドレス女装を、七五三で母親女装を、入学式で女学生女装を、演奏会でロングドレス女装を、園遊会で振袖女装を楽しみましょう!

LGBTの方は、その方の性にあった職場で働くことは今後可能になるのか

GID診断をされても、女性として仕事がなかなか出来ないので、仕方なく男性として働いている方を知っていますが、

女性として働くために大変な努力をされています。

今後も性別変更は、多額の費用とリスクが必要なこと、法的保護があまり無いことから性適合手術=性別変更はしないらしいのですが、

そういった方でも理解増進法が施行されれば、GID診断書があれば、採用側の理解が進めば戸籍変更をしなくても女性らしい職場で働くことが多少は促進されると思います。

女装者が、正式に結婚式をさせてくれる社会はいつ来るのか

このブログの最終目的である、女装者だけの結婚式開催ですが、やはりまだまだ難しいでしょう。

性自認が男性な人、クエスチョンな人、または性的指向が女装した自分自身な人が、正式な神前結婚式を女装でやりたいと思う人は、相変わらず不可能でしょう。

今回の理解増進法案の議論を見ていても、自民保守系の強さは強大なのが証明されました。

理解増進法成立によって、LGBTの理解、正式な同性婚は可能になると思いますが、女装者への差別意識(合理的な区別として)は減らないでしょう。

むしろ加速するのでは。

今の日本は、先進7カ国のうちで最もジェンダーレス後進国ですが、保守層が強大なため、

国民の過半数が女装者を保護することを拒んでいる(あるいは無視している)ので、女装者が花嫁として正式に結婚式を挙げ、親族も女装で参加することは今後もやはり難しいでしょう。

もっと後退するのではと個人的には思っています。

女装者だけのウーマンレスウェディングは是非実施させたいです。

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