【挑戦】フォーマル着物の着付けと出張撮影を依頼し、着物モデルのように撮影してきました(着付け編)
一昔前、きもの女装をしたいとき皆様はどうされていましたか?
アングラ感漂う女装サロンを使ったり、一般の変身処でも他のお客様に合わないように特別に対応してもらったりしていませんでしたか?
女装だと金額が上がったり、貸し切りにしたりと気を使いました。
さらには女装だと、外出が禁止されたりもしました。
わたしは、お店も恥ずかしいから自分で何とかしようと一生懸命雑誌やビデオを見て化粧や着物の着付けを練習してきました。
今は、一般のお客様がたくさんいる普通のレンタルきもの店で、男女関係無く普通に対応してくれる時代になっています。
男性の身一つで着付け美容のお店に行き、出るときは結婚式に行く新郎新婦の母親の姿になっていました。
今回利用したお店を例にして、男性のまま入店し、黒留袖婦人に変身した経緯をお伝えします。
着付けセットをすべて前日までにお店に預けます
今回利用したお店は呉服店が運営しているレンタル着物店ですので、レンタル着物が豊富です。
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今回は自分の着物セット(黒留袖)を持ち込みで利用しました。(こちらのお店のレンタルを利用した記事はこちら)
フルセットレンタルでしたら、ウィッグの持ち込みだけで礼装着物女性に変身できます。
持ち込み着付けの場合
こちらのお店を持ち込みで利用する場合、
前日閉店時間17時半までに着付けフルセットをお店に持っていき(郵送の場合は着付けの日の数日前に到着)
不足な着付け道具が無いかチェックしてもらいます。
着付け時に不足品があるとお店の商品を買い取りすることになりますし、送った送ってないなどのトラブル回避のため着付け道具の確認があります。
不足があって買い取りしても構わない場合は、当日持ち込みも可能です。
男性モードでお店へ(下着だけは和装ブラとヒップパッドを装着)
前日は、お店の近くのビジネスホテルに泊まったため、持ち込みもしやすく、当日は男性モードのままお店に行きました。
(ただし、ヘアメイクがある場合は、着付けの前にヘアメイクをしたとき、前開きの服を着ていないと脱ぐときにせっかくのヘアセットが崩れたり脱げなかったりするので、出来れば前開きのシャツか女性モードならブラウス、カーディガンで行くほうが最適です。)
ただし、男性モードで行くと、着付けが先になった場合、いわゆる首下女装になってしまい、ヘアメイクのとき他のお客様に見られ、少し恥ずかしい思いをします。
ハイシーズン(11月中旬~12月初旬、3月中旬~4月初旬)の土日の午前中は、大変混みあうので個室の予約は埋まっている可能性がありますので、早めの予約がお勧めです。
今回なんとか正午に個室予約ができたので良かったです。ただし後半の時間がタイトになっていまいました。
着付け一式の郵送やレンタルフルセットを利用した場合
持ち込みでは無く、着付け道具一式を先に郵送するか、フルセットをレンタルする場合は、ヘアメイクとフルメイクをお願いすれば着物下着(和装ブラ、パンツの装着だけで、極端な話下着も男性verでも問題無しです。A面B面どちらでも身軽に行って変身させてもらえます。
レンタル一式は、7,700円~大量に取り揃えています。
ヘアメイク、フルメイクをしてもらう(タイミング的には着付けと逆になる場合もあり)
ヘアメイクやフルメイクをするときに、着物や服が汚れないように浴衣を上から着ます。
ウィッグは人毛でも良いと思いますが、化繊でも良い耐熱ウィッグ(特に前髪がレースになっているウィッグ)だと、
長さが合えばどんな髪型もアレンジ可能だと思います。
美容師さんに相談してみましょう。
ホットカーラーやコテなどを使って簡単にセットしてくれます。
和装アップだと、毛たぼや逆毛を入れてボリュームを出してくれます。
今回セットした和髪ヘアはこちらです。
ようやくこの髪型になることが出来ました
ウィッグの良いところは、セットしたウィッグを綺麗に脱げば再利用できることです。
地毛だと一度崩したら終わりですが、綺麗に着脱することで何度かそのまま使えます。
クラブやスナックのママやホステスさんもお仕事のたびに美容院に行く手間を省くため、この方法を使っている女性がいるかもしれません。
ヘアメイクとフルメイクはほぼ同時に行われるので、他人の手によって女性になっていく時間を楽しめます。
男性の人生だけだと決して味わえない時間ですね。
頭と顔で合計30分ほどで終了です。
料金は、ヘアメイクが4,400円(毛たぼ無しだと3.850円)
フルメイクが、4,400円です。
着付け
今回は、ヘアメイクとフルメイクが終わってから着付けとなりました。先に着付けの場合もあります。
着付けは、浴衣やカジュアル着物と違って、礼装着物の場合、比翼が付いていて重かったり、綸子や緞子など滑りやすい生地が多いため着付け代が少し高くなります。
着付け師の方も礼装着物は、自分で着付けるのは難しいようで、人に着せてもらうことが多いと言っていました。
確かに、いつも自分で礼装着物を着つけていましたが、前の裾が落ちてきたり、特におはしょりや二重太鼓が綺麗に決まりません。
今回プロに着付けてもらっていつも綺麗にならない箇所がどこも綺麗に着付けてくれたので、自装の限界を感じました。
礼装着物女装をする方は、一度プロに着付けてもらうことをお勧めします。
補正の仕方とか紐の締め方など違いがはっきり分かります。
料金は、着付けが7,150円(訪問着で二重太鼓だと6,600円)
スタジオ撮影
今回の着物屋さんは徒歩1分の場所にスタジオも持っているため、スタジオ撮影もお願いしました。
六つ切り(203mm × 254mm)台紙つきを2枚にしました。六つ切り写真1枚6,600円です。
3カット撮影してもらい、そのうち良いと思う2カットを台紙付きに現像してもらいます。
完成品は郵送で2ヶ月ほどかかります。
データ受け渡しは1枚1,100円ですが、今回は現像のみにしました。
女装外出
さて、いよいよ外出です。普通黒留袖は、着付けてもらったらタクシーで式場に向かいます。
わたしはコストを少しでも抑えようとしますので、いつも車を運転するか電車です。
最近は、着物で車は苦しいので、電車ばかり利用しています。
京都は特に渋滞も多いので電車が一番安く時間も確実です。
結婚式の母親に成りきる場合は、タクシーでホテルなどの式場まで乗っていくのも気持ちが上がって良いと思います。
次の記事は、プロカメラマンによるホテル撮影です。
私はフォーマル着物を他装で着付けてもらったことがないのでしてもらいたいです。
いつもの自装のフォーマル着物の着付けが恥ずかしくない程度なのかも判らないので、十和子さんがおっしゃるとおり勉強になると思います。
ウィッグのアレンジを美容師さんであれば誰でもできるのか不安ですね。
いずれにしても、フォーマル着物女装して何をするか?考えないとと思いました。
小百合さん
人に着付けてもらったことは十回ぐらいかありますが、帯まではあまり自装と違いはあまり無いが、
帯の締め方が全然違いっていて出来上がりも違いますね。締め方や力の入れ方とかが違うんですよね。
ウィッグアレンジは、もちろん美容師によって出来上がり違うと思います。伝え方とかもあると思います。
昔フォンテーヌの和装ウィッグを参考写真と一緒に郵送で結ってもらったことがありますが、素晴らしい出来でした。
女装サロンの美容師さんにも結ってもらったことがありますが、あんまりでした。
昔と違って、女装者のヘアメイクや着付けに対応してくれる美容室が増えてきて、今回雅叙園でのパーティ出席の際、付属の美容室を利用することになりました。訪問着の着付けがお太鼓で税別11,000円、ウィッグを用いたヘアセットが8,000円、合計税込20,900円です。
少々お高いですが、技術ノウハウの習得と考えれば安いかもしれません。
yukiさま
ホテル付属の美容室は、花嫁や親族も着付けする場所だけあって、特別感もあって良いですよね。
何よりラグジュアリーな気分にさせてくれます。その分お値段も掛かりますが、相応だと思います。
以前ホテルではないですが、個室だったので着付けやヘアセットの撮影を許可してもらい、教則ビデオとしています。
雅叙園でのパーティ楽しんできてください。そしてよろしければご報告お願いいたします。