【白無垢女装】１８年前白無垢セットを揃え自分で着付けた話

当時白無垢の花嫁姿に憧れを抱き、完璧にフルセットをそろえて白無垢の花嫁になりきりたいと思いました。

その当時の日記が出てきましたので思い出を振り返りたいと思います。

2006年1月

私は、普通の女装ではもう物足らなくなり、女性でも一生で一度か二度しか着ない着衣に興味を持つようになりました。

しかも、綺麗で艶やかな衣装を着たくなり花嫁衣装に行き着きました。

最初はウェディングドレス完全女装を目指し、ドレスはもちろんスリーインワン、パンプス、ティアラ、ブーケなどすべて買い集めました。

しかしこれらは今や安価で手に入り、しかもすぐにいろいろなものを買うことができるので、すぐに飽きてしまいました。

そう感じると同時に和装を着たいと思うようになりました。

今まで、和服には特に興味があり訪問着や留袖を着て自己満足をしていたのですが、和装花嫁を目指したことはありませんでした。

なぜなら高価ですぐには手に入らないと思っていたからです。

しかし、お金も少しあるようになり、時間もたくさんある今なら和装花嫁に挑戦できると考えました。

思い立ったら最後、すぐに行動が始まりました。

まずは日本髪の文金高島田を２５０００円で購入。

簪、化粧道具をそろえました。この時点ですでに４万に達しました。

首から上はすでに白無垢女装は完成したのですが、首から下は全然揃っていません。

しかし序所に掛下、肌襦袢、長襦袢を揃え、最後に約３万の正絹白無垢を購入しました。

これですべて白無垢を着る準備ができました。

その状態で和装花嫁の化粧を施します。

これは一人では大変で首から手まで白粉を塗らなければなりません。

化粧が完成すると文金高島田をかぶります。

角隠しはすでに装備済みなのでこれで完全白無垢女装が完成しました。

内股で一歩二歩と歩くだけで気持ちから花嫁に成りきっていました。

気持ちが完全に高まり部屋にいるのが勿体なく感じ、思わず玄関から外に出てしまいました。

夜中なので人は誰もいません。しかしいつ誰が出てくるかわからない状況です。

その緊張が余計に神前式に向かう花嫁のような気持ちになれました。

感動し私は思わず壁に手をやり、しばらく動けませんでした。

もっとこの夜の街を白無垢姿で歩きたかった。走りたかった。

どこかのガラスで自分の姿を映したかった。しかし、それは早すぎました。

2006年当時の日記から。

		白無垢完全女装計画
用意（購入）するもの				価格	送料	媒体	購入日
	大物
	1	文金高島田		25,000	3,910	オークション	7月18日
	2	白無垢		6,750	600	オークション	7月29日
	3	かんざし		3,100	700	オークション	7月24日
	4	色打掛		14,500	500	オークション	8月10日
	小物
	1	角かくし		1,000	200	オークション	11月7日
	2	綿ぼうし		3,000	500	オークション	7月20日
	3	掛下		4,000	800	オークション	7月24日	袖丈105、裄幅66、身丈187
	4	長襦袢		4,800	800	オークション	7月25日	袖丈108、裄幅65、身丈148
	5	掛下帯		2,800	800	オークション	8月22日
	6	はこせこ、懐剣、抱帯など		1,000	1,050	オークション	8月5日
	7	帯締め		1,500		オークション	8月4日
	8	帯揚		1,000	140	オークション	7月28日
	9	肌襦袢		1,500	630	オークション	7月24日
	10	補整襦袢		4,200	480	楽天（きもの山喜）	8月1日
	11	草履		2,600	900	オークション	10月26日
	12	櫛				オークション
	その他
	1	ウエストパッド
	2	伊達締め２ケ		1,998		オークション	8月8日
	3	クリップ		1,900		オークション	8月8日
	4	美容衿		1,890		オークション	8月16日
	5	衿芯（5×90)		300	140	オークション	8月22日
	6	前帯板？
	7	かつら下地セット		2,400		アズマ
	8	かつら合わせの基本		1,200		アズマ
	9	笄止め		550		アズマ
	化粧品
	1	下地
	2	ベース	ベースペイント	2,268		ネットショップ	7月24日
	3	ベース	クイックパウダー	1,701		ネットショップ	7月24日
	4	粉白粉（SW）		1,134		ネットショップ	7月24日
	5	頬紅
	6	紅（ライニングカラー）		756		ネットショップ	7月24日
	7	眉つぶし		756		ネットショップ	7月24日
	8	アイブローペンシル（グレー）		756		ネットショップ	7月24日
	9	アイブローペンシル（ブラック）		756		ネットショップ	8月1日
	10	リキッドファンデーション	リキッドメークアップミニ	1,134		ネットショップ	8月1日
	11	スポンジ		480	160	オークション	7月26日
				96,729	12,310	総合計	109,039	円

昔は、白無垢や色打掛などの花嫁衣裳を体験しようと思ったら写真館や変身処、美容室に

電話かメールで問い合わせ交渉をしました。

２０年前は、そういった変身処では、女性相手しか想定していない場所がほとんどで

女装の方は、他の女性客と鉢合わせするとお店のイメージダウンに繋がるため

部屋全体を貸切にして、時間も２時間限定など本当に限定された厳しいものでした。

当然外出は禁止で、室内限定、写真もお見合い写真のようなアルバム１冊２万円などとても高くなりました。

気軽に花嫁になれる場所は、女装専用のエリザベスなどのチープなのに高価ななんちゃって白無垢の変身しか出来ませんでした。

なので自分で用意して着付けることを決意。

本物の写真館で花嫁に３～４回なっていますが、いずれも１回１０万円以上必要です。
いかに自分で用意し、自分で着付け、撮影するのがコスパが良いのが分かりますね。
セルフで全部やるとトータル８時間は必要でしたから、もちろん時間があればですが。。